№671回    ブレーキング

以前にも、ブレーキング、アクセルの踏み方についてお話ししました。
《N0636  Dr アドバイス 》

アクセルの踏み方如何によってブレーキングも変わってきます。
私事で恐縮ですが、BMWミニをマイカーで愛用しています。ご存じだと思いますが、欧州車(輸入車)特有のブレーキシステムは日本車とはちょっと違う感触があります。
このクルマのブレーキングに慣れてしまうと、他のクルマとはかなり違和感を感じると思います。

欧州の高速道路(アウトバーン)速度無制限区間は都市周辺部の制限速度130km/hであることが多く、都市内部を走る路線では100km/h制限や、さらに遅い60~80km/h制限である場合も珍しくありません。速度無制限区間では、一番遅い走行車線でそのまま130~150km/hで巡航するドライバーも少なくないものの、200km/h前後で走行するクルマは珍しくありません。なかには、300km/h以上出ているのでは?というクルマもあるそうです。

輸入車と国産車ではブレーキ構造の違いに大差はありませんが、輸入車ではブレーキローターもパッドと一緒に摩耗しながらブレーキの制動力を上げているので、あまり摩耗しない国産車のブレーキローターと比べて非常に減りが早いのです。
輸入車のアルミホイールが”ブレーキダスト”の付着によって異常に汚れてくるのはこの摩耗度の高さによるものです。

 

ここで、ようやく本題『 ブレーキング 』の話に入りますが、あくまでも私見として語らせていただきます。
主に制限速度40~50kmの一般道での通勤にマイカー使用にはこのブレーキシステムはちょっと贅沢な感があります。
小生は通常のブレーキングを多用しない主義で特に”ミニ”を乗用するようになって更にその度は高くなりました。(ミニのブレーキ制動力に恃むところがあります。)
それは、他のドライバーより車間隔をあけて、スピードも制限速度前後しか上げず、アクセルも急激に踏み込むようなことしないので必要最小限のブレーキングで充分安全性は保てます。

ドライバーによってブレーキングは様々です。
助手席に座っている時、そのドライバーのブレーキタイミングに違和感を感じたことありませんか?・・、
ドライバーが同乗者に恐怖感を抱かせるような運転はいただけません。もちろん、それを口に出して言えないことが多々ありますが・・・
往々にして車間距離をあけず、スピードもかなり出して無謀な運転が卓越したテクニックの様に自負しているのではないかとおもいますが・・・・(小生も以前はそのようなドライバーでしたが)

先ずは、安全性、経済性(燃費、ディスクブレーキの摩耗度)、から考察するとブレーキイングの重要性は意識することだと自認しております。
歳をとるごとに、すべての動作の機敏性、決断力に衰えを感じてきます。高齢ドライバーの事故多発報道を聴く度に、運転に対する謙虚な気持ちを忘れないよう常に心がけております。  ハイ!!

 


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