№593回       気づいてくれるか・・・?

平成28年式の”高級外車”がバンバー修理で入庫いたしました。
サンルーフ付き、座席シートは白い本革シートで高級感があり、外装もコーティングされて深みのある光沢と艶を放っていました。

一つ気になることは、白い本革座席シート、ドアのレザー内張等々の汚れが目立っていたのです。 
修理完了後、納車時のルームクリーニングの際にふき取ってみたものの容易にその汚れは落ちませんでした。

更に、その運転席シートにスーパーウオッシュ(強アルカリイオン水)をスプレーして少し時間をおいてから激落ちスポンジで擦ってみると見事にその汚れが落ちて白のレザーシートが蘇りました。

その運転席シートの鮮やかな”白さ”が他のレザーシート、内張等の汚れが余計に目立つようになってしまったので、気をよくして助手席シート側も同じようにクリーニングしたのです。

お客様も少なく時間を持て余していたので、この作業にかなり時間をかけて運転席、助手席側とも白の本革シートの鮮やかさが戻り、勝手に自己満足していたのですが・・・・

 

意外とお客様は納車時にご自分のクルマの”変化”には気づかないもので、依頼した”損傷個所”の仕上がり確認だけして気づかずに帰られる方がほとんどです。

この車のお客様はご婦人でしたが、一言、座席シートのことは話すと、やっと気が付いて驚きの声で喜んでいただき、愛犬をいつも同乗させているのでこんなに汚れてしまってと、大変恐縮なさっていました。

後部座席も同様に汚れていましたが、その一部シートを”スーパーウオッシュを噴射して擦って見せて、このように綺麗になるので、ご自身でクリーニングすることをお勧めいたしました。
まったく、大きなお世話だと思われたでしょうが・・・   ハイ!!

 

 

 

 

 

 


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