車両保険は入っているけど・・・??

自動車保険の対人、対物賠償はもちろんですが、ご自分の愛車に対する車両保険も最近では多くの方が付けておられます。外資系保険会社による車両保険もセットした低料金の保険料が好評であることが一因とも言えるでしょう。  《新規加入ユーザー》

もう一方、以前から車両保険をセットで長く付けていられるユーザーもおります。このユーザー層の方々は意外とこの保険等を使用するような”うっかり事故”を起こさないようです。ですから、無事故更新、更新を重ねていって高い等級(20等級)を保ち、大変低い保険料で多くの補償、特約を付けておられます。       《既存優良ユーザー》

このように、新規型、既存優良型にせよ、車両保険を付けていらっしゃる方々が、予期しないアクシデントに見舞われ愛車を損傷させてしまい、この保険の”補償”を行使できる訳ですが、この時迷われる方が多いのです。・・・・?

それは、車両保険で修理費用を補償してもらえれば翌年の更新時には3等級の減級と保険料も10%前後の増額となるからです。実際かかる修理費用の補償額対して、翌年の減級と保険料の増額分の対比が思案どころになっている訳なんですね・・

また、すでに1年以内に車両保険の補償を受けている場合があります。保険契約内容では同年に2回目の補償を受ける時には免責金額(5万円~20万円)が付記されている場合があるのです。この場合には修理費用の額によっては思案どころとなります。

先般、ご来店いただいたお客様(奥様)はバックした際に鉄柱のポールに気づかず、リヤーゲートとリヤーバンバーを損傷させてしまいました。見た目はそんなにひどい凹みではないようでしたので、”車両保険”の補償を受けずに自費で直したいご意向でした。

実は半年程前に、ご主人が同じような損傷で車両保険の補償を受けていたのです。ですから、奥様は今回はということになったのです。 ところが、見積をしてみると、リヤーフロア、エンドパネルまでに及ぶ大きな修復が必要なものになってしまったのです。

予想外の30万円近い見積額に、最初は家族に内緒でポケットマナーで直そうとした思惑は変更せざる得ない状況になったのです。年内に2回目に補償を受けるため、今回は免責金額が5万円ということになっています。

30万円の費用を要する”大修理”を5万円の免責額のみで済むという考え方をすれば今回も車両保険の補償を受けるという選択のほうが良いということになった訳です。


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