No. 241 これは”磨き”でしょう!? 

本日、大型”19号台風”が本土上陸して九州、四国方面を経由して関東もその進路にあたるということで、体育の日の祭日にもかかわらず来店のお客様は殆んどなく、ゆっくり”ブログ”でも書き込もうかと思っておりました。

一台の真新しい黒のフォレスターが入庫してきました。 右のリヤドアの横に薄い4cm程の線キズがありました。 お客様が自らそのキズを消そうと磨きこんだ跡があり、その跡がかえって目立っている感じでした。

26年式 8月登録のクルマでこの”キズ”はショックだと思われます。何とかしてあげなければ、また悪い癖がでてきました。 この程度のキズでもほとんどドア一枚のペイントをしなければ完璧にそのキズは消えませんが、”磨き”でいけるかも?・・と 30分程の時間をもらい、お客様は事務所で待っていただくということでその作業は始まりました。

 この年式で黒色メタリック、もちろん他にはキズはありません。ちょっとプレッシャーのかかるこの”磨き”となりました。 2500番の特殊塗膜肌調整シートを使用してクリア塗装(無色透明)の上にあるそのキズをソフトに研磨します。 当然、そのシートが当った箇所はさらに目立って変色してしまいます。 そこから、3種類の研磨剤(コンパンド)で磨きあげて行きました。

自分の目では完璧に拭いとって元に肌に戻ったように思われましたが、まず、お客様に確認していただき、”感嘆の言葉”が還ってきましたので、ドア一枚にコーティングを施して終了いたしました。

真新しいクルマの塗装は極力避けたいというコンセプトからいつも自分を窮地に追い込むのですが・・・・お客様に「おじさん、凄いよ!!完璧に元通りになったよ!!」と、大変大袈裟に喜んで頂いたことで、いつものように自己満足している”おじさん”です。 ハイ!! 台風が何の悪さをせずに早々に過ぎ去ってくれればいいのですが??


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