No. 29回    アクセルへの意識

当店にキズ、凹みを負った”愛車”を持ち込まれるお客様の”運転の動作”に関心をもっているのです。
前々回、にも記しました 『 ブレーキ&アクセル 』(11月5日付)の続編となります。

愛車が損傷を負う事故の原因たるもの多種多様あります。
自損事故から始まり、当て逃げ、イタズラ、衝突、追突、・・・・・と、これらの事故で当店に来店なされるケースは圧倒的に自損事故が多いのです。
自損事故ということは自分の運転ミスで起きた事故ですから、その”運転ミス”がなければ起きないということになるのですが・・・

お客様は愛車を入庫して”代車”でお帰りになるケースが多いのですが、その後、修理が完了して愛車で帰られる時の2回、お客様の”運転の動作”を拝見することができるのです。(勝手に拝見するな、と言われるかもしれませんが・・・)
愛車を発進させるまでの”動作”に十分時間をかけられる慎重派から、乗車してすぐに発進するせっかち派まで様々です。 そのアクセルの踏み方でその方の運転の動向、そして性格もわかるような気がするのですが・・・・?

以前にも記したように、現在はほとんどがオートマチック車です。”クラッチ”操作で発進の調整をすることができません。アクセルの踏み方次第でどんな発進でも可能であり、また十分危険性もあるのです。
当店から幹線道路に出て行くとき、できるだけ誘導してお送りするのですが、この時、一気にアクセルを踏み込んで道路に飛び出していく方と、ゆっくりとフットブレーキを離した後、間をおいてからアクセルを踏むという方もいらっしゃいます。

右足がフットブレーキからアクセルへ移行、”踏み込み” までの ””(1秒前後)をもつことが大切であることを伝えたいのです。 踏み込みという表現は適切ではありません。 アクセルに触れていくのほうが正しいかもしれません。  そのくらいデリケートな ”アクセル操作” がスムーズな安全運転につながるのです。

ふだん意識せずに運転しているなかで、このワンポイントを身につけるだけでかなりの自損事故、いや大きな悲惨な事故も防げると思っているのですが、皆様、いかがでしょう・・・・・  ハイ!!


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