№691回   マイカー 今事情!!

時代の推移によってマイカー(クルマ)に関する感覚が大きく変化してきました。
もちろん、首都圏を中心とした都市部と地方では使用頻度、価値観が違いますが、一般的なマイカーオーナーは若年層ドライバーが減りつつ、高齢者ドライバーが依然としてハンドルを手放せない現状が続いています。その一因として核家族化が指摘されています。

新車、中古車等を販売する側の環境、形態もネットワークによって大きく様変わりしてきました。
ユーザーにとっての利便性はますます向上していくと思われます。

従来はマイカーを最初に購入したそのお店、そして担当者とのお付き合いの絆は永く続いて、子供の代までということがありました。現在では、多様化して各々の専門店がユーザーに即応したサービスをしてくれることで、その都度、お得な方法を選択できるようになりました。

マイカーの買い替え、処分等々 でもその多様化が顕著になってきて、オーナーがどの方法を選択すればベストであるかが容易になってきました。以下に、それぞれの方法の利点注意点、を紹介します。

 

《 買取店: 》
 利点:
買取店は中古車市場に詳しく、迅速な価格提示が可能です。
専従社員が車を査定、評価して、公正な査定価格を提示してくれることで自車の時価を認識することができます。 

注意点
査定価格 に基づいた 買取価格 は市場価格や需要と供給の状況に左右されるため、時期や地域によって異なることがあります。また、買取専門店の規模、環境、広告宣伝料等のとの『買取経費』差異によって査定価格以外のプラス、マイナスが買取価格に反映されてきます。
”ビックネームの店” が必ずしも満足いく買取価格を提示できるとは限りません。
単なる買取価格だけで判断するのではなく、自動車税還付、自動車保険等の処置方法、名義変更手続等の誠意あるアフターケアまで行ってくれることが選択する大切な要件となります。

高齢者の運転免許証返納にともないマイカーを手放すケースが増えていますが、店頭でその事由を真摯に傾聴してもらい当該車の真価を査定、評価してもられる 『お店』を選ぶことも大切です。

 

 《 下取り: 》
 利点:
新車の購入時に一環して下取価格まで提示してくれて、煩わしい手間を省くことができます。
特に、長年に亘り担当営業マンとの信頼関係がモノを言います。
ディーラー店での下取り価格は、新車の値引き等々を加算されている利点にがあります。

 

( 注意点 ):
ディーラーの下取り価格は一般的に市場価格よりも低く設定されることが多いようです。
下取り価格と新車の値引きや特典のバランスを考慮する必要があります。

下取り価格を正当に評価するために、市場価格や他の買取店の査定額と比較することも必要ですが
長年にわたり担当営業マンとの付き合いの上での信頼関係において、すべてお任せるということは ”価格” 以上のメリットをもたらす場合もあり、大切な事だと思われます。

 

 《 廃車手続: 》
 利点:
低年式車が使用できなくなった場合や高額な修復費用がかかる場合、処理、処分する当該車の市場価値を考慮した 有効かつ好意的な手続きによって処理、処分費用の軽減、または 思わぬ ”引取額” が支払らわれるケースもあります。(車両保険等の活用のアドバイスを受けることも大切なことです。)
廃車手続き時期によって自動車税還付、保険解約とによって自動車に係る諸経費等の削減ができます。解体事業者が為替相場や金属価格相場によって適正な ”引取額” が提示される場合もあります。

( 注意点 )
廃車に伴う費用や手続きに際して、”引取額” が受け取ることができるかどうかを確認する必要があります。高年式で修復費用等が高額な場合、諦めずに当該車の市場価値などの説明を受けてから処分方法を選択することをお勧め致します。

 

 

 個人売買: 
 利点:
市場価格よりも高く売ることができる可能性があります。
買い手との直接価格交渉が可能であり、その後は当事者同士の信頼、責任の上での売買取引となります。

( 注意点 )
個人売買には手間や時間がかかります。
詐欺やトラブルのリスクがあることを考慮する必要があります。
この方法を何度か体験してメリットを感じているオーナーは市場価格や需要の高い車種などの情報を十分に考慮しての売買取引に臨んでいます。(セミプロの感覚のオーナーが多いようです)

 

マイカーの買い替え、処分等々について様々な方法をお伝えしてきましたが、最もお得な選択肢は時期、市場環境により異なります。ネット、メディア等による過激、過剰な広告、宣伝に惑わされることなく、正しい良質な情報、アドバイスを得て冷静に判断することが大切です。  ハイ!!


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