№652回  顧客満足

いろいろな分野で ”職人” さんという方々がいます。(今の時代ではあまり使わない呼称ですが)
それぞれの匠の技をもってそれなりの誇りとプライドを持つ方々です。

匠の技ほどでは無いにしても鈑金、塗装、整備の分野でも職人としての自覚とプライドをもっている人は、長年に亘ってその経験を積み重ね、職人の域に達したその技術、仕上り度(完成品)は当然、顧客満足させるものとなります。

職人さんは自身が行なう作業の行程、段取り、その仕様は妥協しない頑固さはどの分野、職域でも同じではないでしょうか。

 

何度もこのブログでも紹介している ある”チェーン理容店”、があります。
1時間待ちが当たり前で、午前9時より開店ですがすでに8時ごろから整理券をもらって駐車場にはクルマが何台も・・・・

シニア割引でシャンプー、顔剃りまでして”1,650円”ですが、約20分ほどで手際よく心地よいサービスをいつも同じように受けられることが ”顧客満足” となってこの盛況となっているでしょう。  
 

ここで、クルマの ”鈑金/塗装” と比較するのはちょっとお門違いと思いますが、日常生活において、修復、修繕、そして、おしゃれ等の技術サービスもそれなりの卓越した専門スキルを身につけた職人さんです。

その専門スキルに対する対価はそれぞれの価値観(高度技術)の相違によってきめられ、ユーザー側はその”価値”を認め納得のうえでその技術サービス料金を支払う訳です。  鈑金、塗装などはそれなりの作業工場、設備、工具、部品(材料)、そして 高度技術の”工程指数”(時間) によってその料金が明確に提示されています。

アクシデントによって損傷した愛車を修復せざるを得ない場合の支払う対価と、定期的に身なりを整えるために散髪する際の支払う対価の意味合いは当然大きな相違がありますが、それぞれの技術サービスの価値観に対しての顧客満足あることを言いたかったのです。

 

毎月1回の散髪代は年12回分でも2万円前後のところ、ドア1パネル、些細なスリキズを負っても鈑金/塗装では5~6万円と高額な修理代となります。愛車を復元するその高等技術に対する価値観をお客様は認めてその”仕上がり”に 顧客満足 をいただきますが、もう二度と繰り返したくないと自戒の念と後悔の言葉を語りながらお帰りになるのですが・・・・。 ハイ!!

 

 

 


コメントを残す