№637回  久しぶりのポリッシャー

ポリッシャーはコーティングの際の塗膜処理(小傷、ウォータースポット研磨、艶出し)作業等には使用します。
また、塗膜に”薄いスリキズ”などを負っている場合など、ポリッシャー磨きで”塗装修復をせずにある程度復元できて、「これで十分!!」とお客様に喜ばれることもあります。

先日、黒/2コートパールの軽RV車が入庫してきました。 左のフロントドアの下方にタテの線キズにヘコミもあり”鈑金塗装”でのご入庫となりました。塗装は1/2でボカシ、クリアー塗装はドア一枚施します。

フロントドアパネルに塗装を施す場合、左右のパネルにもポリッシャーで磨きを入れる場合もあります。当該パネルとの塗色の調和を行うためです。 それによって、フロントフェンダー、クォーターパネルもある程度磨きがかかりますので、左側面は当該パネルのような艶と輝きを感じるハズです。

この軽RV車は黒色ですが全体的にはウォータースポット、薄い小傷など多く塗膜全体がくすぶっている感じです。
お客様に、この際、左側面以外のパネルも磨きあげれば黒色の輝きが蘇るかもしれません。と提案申し上げたのです。
こちらからの提案ですので負担の少ない”特別料金”「全体磨き」(ルーフは除く)で快く承りました。 低料金なので工場には頼めずガレージで自らポリッシャーで磨きをすることになったのです。

 

最近、コーティング作業や、磨きも行っていません。 ポリッシャー磨きはご老体にはかなりキツイ作業です。 久しぶりのポリッシャー磨きも徐々に”感覚”が戻ってきて各パネルを磨き上げる毎にその ”塗膜” の状態を確かめながらの作業となりました。
KeePer RABOのスタッフならば1時間程度の作業で仕上がるところ3時間以上も費やして何とか磨き上げました。 自身がイメージした艶、輝きは今一つの仕上がりでしたが、黒色の軽RV車は明らかなに様変わりした塗膜に自画自賛したのですが・・

昨日、納車となりました。”輝き” を放ったその車にお客様は、まず、フロントドア修復箇所”に向かっていき、屈みこんで入念にチェックを入れたあと、「完璧に直っていますね、凄いや!!」満足した感嘆のお言葉をいただきました。・・・・・
この”磨き”に対するお客様の反応も微かに期待していたものの見事に外されました。

久しぶりのポリッシャー磨きの爽やかな疲れを感じながら、磨きもまだまだいけるぞと勝手に納得して自己満足した次第です。  ハイ!!

 

 

 


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