只今、某大手保険会社が重大な誤りを侵そうしています。!!
先般、 6月1日(土)に弊社のお客様が追突事故に遭い、その現場からその加害者とともに来店なされました。 100対0の相手側の過失事故で、その加害者ご自身が 「”対物賠償保険”で直しますので よろしくお願い致します。」 ということでその場で保険会社への事故報告を行って帰られました。
6月3日(月) 早々に”保険会社”より連絡が入り、当該車両の入庫の確認と損傷状況を問合わせてきました。 すでに工場に入庫している車両の損傷状況を担当者に説明すると、すぐに損害調査を担当する”アジャスター”が立会調査に入る旨を伝えてきました。
そして担当者等の詳細を伝える”ご照会カード”がFAXされてきました。
6月4日(火) アジャスターが弊社工場に立会調査に入り、当該車両を詳細チェックして見積書を作成して帰りました。 この時点でこの見積書に基づいて当該車両の部品発注、そして修理作業が開始されました。
当該車両、ランサーエボリューションのリヤバンバー、トランクパネル、クォーターパネル、エンドパネル、エキゾストメーンマフラー、センターパイプ等々の交換、修理の見積に基づいてそれらの部品の発注が始まりました。
社外マフラーのメーカー欠品等の部品調達の関係で修理日数を費やしましたが、・・・・
6月24日(月) 修復修理は完了いたしました。 アジャスターと最終見積の協定を行い修理金額が確定いたいました。 その日の夕方、お客様に修復箇所の確認をしてもらいご了解いただいて納車ということになりました。
6月25日(火) 保険会社支払担当者よりお客様のもとへ、この度の事故のお詫びと修復修理が完了なされましたかという確認、そして支払修理費用等の確認の連絡が入りました。
その後に、これで示談ということに致したいのでその書類関係を送付したいという旨を告げられたということです。
6月28日(金) 支払担当者より弊社に、今回の作業完了のお礼と修理金額送金の確認の連絡が入りました。
これが、この度の保険修理の”一連の経緯”です。なんの問題のない通例の流れでした。
7月3日(水) この度の担当保険会社のサービスセンター課の技術課長、ほか一名の方が来店なされました。 突然の来訪で大変恐縮しておりましたが、その理由はすぐにわかりました。
先般の追突事故の加害者、すなわちこの保険会社の被保険者が月割り保険料の支払いが滞っていて、6月26日(水)時点で6月分の入金確認がなされなかったため、被保険者との保険契約が ”失効 ”になったということです。 よって、先般、協定によって確定された当該請求金額は免責となり、御社へのお支払ができなくなりましたと・・・・??
確かに、保険料の数か月未払い、催促、督促によって定められた催告通知の支払期日が経過した時点でその保険契約は失効となり、保険会社としては免責ということは理解できます。・・・・しかし被害者、また修理作業を行った弊社が、この事実(情報)を一切知らされずに、”一連の経緯”を当該保険会社の指示のもとに行ってきたことはどうなるのでしょうか・・・・・ そして、当該請求金額の支払先はどこになるのでしょうか・・・・?
この来訪した役職の方々の一方的な責任回避の釈明を聞いていて、どう考えても納得いかず憤慨して、不覚にもいくつかの暴言をはきました。
保険契約者からの事故報告を受けた時点(6月 1日)で、まず保険契約内容、期間、保険料支払状況等々の精査はしているはずです。 その時点で担当者はこの情報を確認していて、認識の上での、この一連の経緯をとったということになるんですね!!
これでは、被害者にとっては当て逃げ事故に遭ったと同じことです。
(被害者は事故当日(6/1以降)加害者と連絡がとれていません。)
その回答は、・・・・・被保険契約者(加害者)のこの個人情報を被害者、そして修理工場に明かす訳にはいかなかったとうこと、そして 6月26日の猶予期間までに正常な保険契約に戻ることを前提とした一連の経緯であったということです。
もう一つの問いかけ、 この保険契約者(加害者)の個人情報を守ることと、この情報を何らかのカタチで事前に明かすことでこの問題を未然に防げたこと、・・・どちらを優先するべきかと考えているんですか・・??
この回答も、はっきりと、保険契約者の個人情報をお守りすることが優先と考えておりますと言い切ったのです。
弊社に来訪してきたサービスセンター課長、部長、はじめとしてそれ以降、話合いをもった実務統括担当責任者たちは異口同音に、この一連の経緯の行動をとったことに対する謝罪、恐縮はしたものの、最終的にその一切の責任を保険会社が負うことは考えていないと見解を示しているのです。
保険会社としては、被保険契約者(加害者)に対してこの”請求額”(損害額)の速やかに支払するよう、督促するお手伝いはさせていただくということに終始して、根本的な責任問題点について歩み寄る姿勢は見せませんでした。
この問題が発生して1週間がたちました。この間、保険会社関係者、同業各位の方々にも相談申し上げてきました。
その中で、当該保険会社本社にある 「お客様 相談室」、そして、日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」の担当者たちの言動、は意外なほど冷やかで淡白な応対であったことには失望いたしました。 今回の保険会社がとった一連の業務の責任をどう思いますかとたずねているのに、その見解、判断はこちらで下すところではないというのです。
もし、”被害者”の方がこの問題対応に異議があるのなら、そのご本人が直接、紛争解決手続の申請をなさったらどうですか・・・・
一般的、日常的な感覚で考えるのであれば、これは誤りです。これを謙虚に認めて早期に当該保険会社の誠意ある対処を期待しているものです。 ハイ!!