№569回       ヘッドライトの明るさ

クルマのヘッドライトはハロゲンライトからディスチャージ(HID)ライトへと移行されていきます。 HIDの広角な明るさ(高輝度放電装置)は夜間運転するドライバーには視認性向上に大いに役立っています。

反面、ハロゲンライト装着車がHID対向車との対面時にはこの明るさに違和感を感じさせることはないでしょうか。 ハロゲンライトが出す光は電球色(淡い黄色)の優しい光で、対向を走っている車にとっても眩しく感じることが少ないですが、HID装着車からの発光する明るさは時には眩しさを感じさせているのでは・・・・・

小生の愛車がハロゲンライトであり高齢による夜間走行時の視認性が劣ってきていることもあって、HID対向車の異様な明るさに閉口することが度々あります。時には、ハイビームのような視界を遮るような極端な光度を発している対向車もあります。

自動車メーカー純正のHID装置であればそれほどの眩しさを感じませんが、高輝度を競うように色温度(K(ケルビン))高めた社外品がネット販売等で出回っており、この種のHID装置車が対向車に悪影響を与えているように思います。

 

自動車メーカー純正装着HIDヘッドランプでは最も運転中の視認性が高いとされる4000-4500K程度に設定(白色光)されることが多いようです。また、蛍光灯程度の白色光ならば路面の白線が見やすく晴天時には視認性が高まりますが、一方、色温度10,000Kを超えた極端に青白光を発するHIDライトは雨天時や悪天候時などでは路面の白線などの視認性が悪いとの評価をされています。
車検対応は一般的には6000K(白色)までとされていますが、製品の差や検査官の判断によっては青色とされ合格しないことがあるそうです。

ハロゲンヘッドライト、HIDヘッドライト、さらにLEDヘッドライトとさらなる開発、進化を続けています。将来的には全てのクルマがHID標準装備となりその高輝度の明るさは当たり前になって、ドラーバー自身もその眩しさにも対応できるようになることでしょう。  ハイ!!


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