・・・・・ご来店頂くお客様には愛車に対する様々の思い、其々のステータスがあります。
お客様からの其々のご要望にお応えする ”抽斗”(ひきだし)をもっていないと、お客様からの真の満足度を得られません。
ここで言う、抽斗とは・・・・現場の職人さんを始めとする全てのスタッフが同一の” 意識 ”をもっているか?・・・・ということです。
最前線で対応するフロントマンが、まず、お客様とその愛車と向い合って” 情報 ”をいただきます。
お客様のお話を伺って、「なるほど!」 と頷いてからその情報をもとにベストな方法をご提案いたします。
フロントマンが” ベストの方法 ” をご提案すると、これを請ける現場スタッフとの良好なコミニケーションが必要となります。
ここで同一の意識の形成がなされていないと其々のご要望にお応えすることができません。
新車を購入して間もない時期に、その愛車に” ほんの少し ”の傷をつけてしまった、・・・・・
費用面はさておき、できれば、塗装作業は施さないで、元通りにしてさしあげたい、これがフロントマンとしての意識であり、ベストな方法です。
ここで現場のスタッフはどこまでこの方法に応える意識をもっているかになります。
営業、社用車、事業車等々で誤って損傷を負ってしまった。・・・・・・
会社には知られたくない、低費用であれば自費でなんとか補修したいという要望のお客様が数多くご来店いただきます。
時間、費用の面でできるだけのことをしてさしあげたいという意識があります。
熟達した職人さんであれば、これを応急措置的な”技”でとりあえず復元させることもできるハズです。
これも現場の意識の問題となります。
低年式、多走行、満遍なくキズ、凹みを負ったクルマが入庫してきました。
お客様は、とりあえず”その箇所” だけを安く直して欲しいとのことです。・・・・・・
全体のバランスからしても ”その箇所” を完璧に仕上るのではなく、中古パーツを探したり、また簡易作業(脱着しない工法など)などして工賃を抑える工夫をする意識があればその要望に応えられます。
高年式、高グレード車を高度な技で完璧な仕上りを期待するお客様も多数いらっしゃいます。・・・・・・
本来の卓越した鈑金、塗装の技術を駆使して存分に発揮してもらえればよいのです。
もちろん、フロントマンはその技に相応しい対価を見積をしなければなりません。 その意識も大事なことです。
最後に、シニアクラスのお客様がもっとも多い”お店”だと自負していますが、 小生自身が皆様と同輩、いや先輩ということもあるからでしょう・・・・・
ご年輩に対するこの意識がもっとも大切だとおもっておりますが・・・・・・
愛車に対する想いや、 そのアクシデントで愛車に損傷を負わせてしまった思いが他の方々とちょっと違うと思うのですが・・・・・
ある意味で自信喪失されている方も多いようです。 中には、このアクシデントを機にその愛車を手放す方もいらっしいます。
ここでは同輩としては共感する意識になってしまいます。 そして適切なアドバイスも大切な仕事だと思っておりますが・・・
大変長くなってしまいましたが、 実情は・・・ このようにお客様の其々の” ご要望 ”を請け入れてくれるお店はありますかね??・・・・
ハイ!! 只今、鋭意努力している次第です。