No. 198     突然の入院生活へ

昨日までは、会社に出勤して激しく動き回っていた者が、病院に着くや車椅子が用意され絶対安静患者として救急治療室へと運ばれたのです。

検査用ベットに4,5人スタッフ、医師らに移動させられ緊急の検査が行われました。血圧、血液、心電図、腹のレトンゲン、そしてCT検査、4、5人のスタッフの慌しい動きの中で初めてこの事の重大性を感じとったのです。

20分ほどの検査が終わると、その担当医師が症状の説明をベットの上の自分に語りはじめました。 「縦5,6cm 横5.2cmの大動脈瘤が腹部に、その左右の横にも3cm前後の動脈瘤が検出されました。 血圧、肝臓等々の数値もかなり高いためこのまま入院手続きして病室へ移動いたします。」 有無を言わせない厳しい口調でそう言われたのです。

ストレッチャー上ではどこから何処へ移動させられているのかわかりません。エレベータに乗って3Fのある部屋まで運びこまれました。 そこの自分のベットに4人掛かりで移動させられました。 救急治療室から一度も起き上がることもせずにこのベットの上にやっと辿り着いたという感じです。

そこでの担当看護士の紹介から始まり、これから、検査、手術までを担当する医師3人の挨拶と簡単な説明が行われました。 これから、一連の検査等が終わるまでは、大小便等の排泄はこのベットの上で全て看護士が行います。 食事も、一時停食させていただきます。」・・・・・・

おいおい、ちょっと待ってよ・・・・・!! 食事は何とか我慢できるにしてもトイレだけは勘弁して下さいよ、と哀願したのです。・・・・・ 看護士と医師との話合いで”小”は尿瓶で自分で処理するということで、”大”は車椅子で看護士がトイレまで移動してくれることで何とか了解を得たのです。  (まずは、一安心いたしました。)

こうして、10月 4日の長い長い一日は何なんだか解らない内にこのベットの上で終わろうとしているのです。    ハイ!! (夢でも見ているのなら、早く終わってほしいと願って・・・・)

 

 

 

 

 


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