№ 189    甦ったプレーリー!!

年式は古くともワンオーナーで家族の沢山の思い出を刻んできた愛車・・・・・
手放し難い気持ちはよくわかります。 大切にしてきた愛車も経年劣化による塗装の状態は大きな迷いとなっています。  車検も間近い時期になって、この愛車の”身の振り方”についてご相談にこられたのです。

平成8年式、29000km走行のプレーリージョイ。  ボンネットとルーフのクリーアー塗装が劣化してブルーの塗膜が白く変色しています。 しかし、それ以外のパネルの塗膜はしっかりとブルーカラーを維持していますが・・・・、ワイパーアーム、ブレード、カウルパネル、そしてドアのアウトサイドモール、ルーフモールディング等々の付属部品の塗色の劣化もかなりきています。

お客様の意向は、このボンネットとルーフの塗膜を何とか復元したいということで2パネルだけの再塗装を考えているということです。 しかし、それ以外の劣化した箇所も再生もしくは交換しないと、”再塗装”する意味がないのでは、私の考えをお伝えしたのですが・・・

その日のうちに、奥様ご同伴で再来店いただき、ご夫婦でこの愛車について真剣に想っていらっしゃることを実感いたしました。 意外にも、奥様はこのクルマを再生、”リニューアル”するのなら徹底的に直すことは直して、交換するするものは交換したほうがよいと、中途半端なことをするのであれば、この愛車は諦めて手放し、新しいクルマにしようという潔い選択をご主人に迫ったのです。

結局、ご主人の愛車に対する想い入れが、奥様の後押しによって全面的なリニューアルにとなったのです。 そして、わたくしのアドバイスとして、「ボンネット、ルーフ以外ののパネルの塗膜はすべて”磨き”処理でいきましょう」ということで納得いただきました。

全面的リニューアルということで”トータルセットサービス”をご利用いただきました。
全塗膜面にポリマー加工、Fガラスをはじめ全てのガラスコーティング、ヘッドガラス磨き&コーティング、そして、本格的ルームクリーンングということになりました。 ハイ!!

  

 

 

 本日、全て完了して納車となりました。 ご夫婦でお見えいただき大変喜んでいただきました。 ”ポリマー”の溶剤も購入頂き、今後この輝きをずーっと維持するためにもメインテを怠らず頑張ると張り切ってお帰りになりました。

誘導して帰路へ送り出す”愛車”の後ろ姿がやけに輝いていたのは気のせいでしょうか・・・  ハイ!!


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