№ 187  デントの魅力!!

先日、24年式のプリウスが左フロントドア凹みで入庫致しました。
カラーがホワイトパールクリスタルシャインですが、お客様いわく、「交換、鈑金修理どちらでも構わないが、このカラーがちゃんと復元できて、左右のパネルとも違和感なく仕上げられますか?・・・・」と不安げに尋ねられました。

新車から半年そこそこで、愛車にこのような凹みを負ったショックはかくせないようでした。
”車両保険”での修理となりましたが、ドア交換、また鈑金修理でも塗装は施します。お客様のいう、左右パネルとの違和感を感じさせないためには、左右パネルにも塗装を施す場合もでてきます。

そこで、デントリペアによるそのドア凹み修復の説明も致しました。 確かに、その凹みの大きさはかなり大きく(タテ15×ヨコ10cm位)、デントでの修復はちょっと躊躇するところです。  お客様自身はこの”工法”についてはあまり知識はないようでチョット疑心暗鬼のところもありました。

高年式車にやむなく塗装を施すということは”愛車診断”でも詳しくお伝えしてきましたが、決してプラスになることはありません。 もちろん、塗装せざるをえない場合は信頼できる塗装職人に任せるしかありませんが・・・・・

このような”説明”をしているうちに、お客様の気持ちはデントという方向になってきましたが、 さてこの凹みをデント職人”が請けるかどうかが問題です。??

この職人にはデント修理を請負う際の条件があります。 まず、その凹みの中にキズがないこと、(些細なキズでも修復のさいにそのキズが割れて広がるおそれがある)。 次に、その凹みが完璧に復元できると確信しないと請けないということ。 そして、その作業工程や工具類に関することは一切公開しないという毅然とした信条があります。

今回の修理は現車をみて、・・・・大変迷われましたが、100%復元できるという確信のもとで請負OKが出しました。 本来、弊社ガレージへ出張しての作業ですが、今回は特別に自社ガレージに持込んでの作業ということになりました。

本来、1~2日という作業時間(5cm~10cm平方センチメートル程度のエクボの場合)で仕上るものが3日経っても連絡がありません。 ・・・・・・やむなく連絡を入れると苦戦奮闘中ということでしたが、4日目にしてようやく仕上ってきました。・・・・ まったく完璧な仕上りでした。!!
翌日早朝に、納車ということになりましたが、お客様は” その箇所”をじっくりと見つめていらっしゃいましたが、この完璧な仕上りに十分ご満足していただいたようです。

小さなエクボ程度のモノからこのような凹みまで、その状態を見極めた上で、お客様にはご提案申しあげております。 頑なまでに自分の信条を崩さないこのデント職人気質、今までに多くの愛車の凹みを100%復元してお客様を感嘆させております。
今後もっともっとデントリペアが浸透していくように思われますが・・・・・・ハイ!!

 

 

 

 

 

 

 

 


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