過失割合は微妙な感覚??

年末、いよいよあと4日となりました。

この過失割合の話は以前にも致しましたが、最近2件ほどこの割合の問題で納得がいかないというお客様の話しです。

本来、過失が明確な車対車の対物事故(100対0)は問題がないのですが、、出会い頭の事故のように、双方が動いていた場合は一方的にぶつけられたという感覚であっても( 一時停止無視、優先道路への飛び出し等々であっても )若干の過失が付く場合があるのです。

ぶつけられたという感覚の側の当事者過失割合が付いてしまうと、「被害者なのになぜ!!」、納得がいかないということになります。(かなり、憤慨なさる方が多いのです。)

過失割合は当事者が決めるものではなく双方の保険会社がその事故状況を検証して暫定的な割合を双方に提示するのです。 この割合を巡って双方が納得するまでは示談ということになりません。 かなり長期間にわたって双方の主張を譲らないでもめているケースもあります。

今回、ご入庫いただいたクルマのお客様は、相手側が起こした一方的な過失事故だと認識されていることです。 一件は車対車、そしてもう1件は対オートバイとの対物事故です。確かにお客様からの事故状況説明をお聞きしたうえでは一方的な事故のように思われます。 (双方とも10%前後の過失が保険会社の見解です。)

過失割合が、たとえ10%、20%の割合でも相手側のクルマ対して賠償責任が生じ自分の保険を使うか、実費かで割合分の賠償支払となります。 これが納得できないということになるのです。

 現在、一台のクルマは年末ということで保険会社の承諾のもとに修理完了して納車が迫っています。 もう一台は相手側がオートバイというこで”対物保険”がかけられていません。12月9日に入庫以来、着工せず待機している状態です。

お客様に、修理が完了したクルマを納車する場合は”車両保険”によって立替払いをして、過失割合問題が解決した後に相手側保険会社より過失割合分の賠償金を支払するということになりますが、車両保険を付加していない場合はお客様のお立替えいただくということになるのです。

このように、過失割合は微妙な感覚が生じるケースが多いので、入庫時にその事故の状況をくわしくお聞きして、また保険会社の見解も精査して、お客様に過失割合の確認、説明、納得の上での”受注”を心がけております。  ハイ!

 

 

 


コメントを残す