No. 31回    幸いにも・・・・?

大切に「 永く乗ろうと思って・・・・」と、いう考えから、わずかなキズ、チョットした凹みなどを全て直したいとの見積ご相談にご夫婦でお見えになりました。 最近、このようなお考えのお客様が増えております。

BMW 320 走行26260km 大変綺麗に乗っていらっしゃる正に”愛車”であります。

明らかなスリキズは塗装、エクボ程度の凹みはデントリペア、全体的ある薄いキズはポリマーコーティング加工で研磨して磨き上げコーティングするというようなご提案と見積をいたしました。
お客様も快く了解なされてクルマをお預かりすることになりました。

後日、前後バンバーは塗装、ボンネット、フェンダーの4箇所のエクボはデントリペア、全体のポリマーコーティング、そしてガラスはGPコーティングという作業を完了して納車という段階になりました。    いつものように”自画自賛”に浸っていたところなんですが・・・・・・

ところが納車日の当日、インパネルのエンジンのチェックマークが点燈したまま消えないのです。入庫してから何度かエンジンを始動させていましたが、点燈はしていなかったのです。せっかくここまで完璧に仕上げたのにこれは大問題です。

お客様には事情をお話して、近くにあるBMWディーラーに診てもらうことになりました。今回の一連の作業でエンジンに関わる作業をしておりませんのでその原因が思い当たらなかった訳です。

電話でディーラーのサービスフロントマンと連絡をとり、すぐに診て貰えることになりクルマを持ち込むことになりました。
”チェックエンジン”の点燈の原因は、「BMW診断ディフェクトメモリーコール」ですぐに解りました。エンジンのミスファイヤーということでの”点燈”でした。

そして、 このチェック、診断中にメカニックが他の箇所に異変を感じたのです。
ファンベルトのディフレクションローラーのカバー(ファンベルトの張りをアジャストするもの)が脱落していてエンジンのアンダーカバーの上に落ちていたのです。

このまま乗っていたら大変な”エンジントラブル”を引き起こす可能性があるというわけです。チェックエンジンの点燈によって、幸いにも大事に至らなかったのです。
 お客様(主に奥様が運転なさるので)はこの説明をきいて大変びっくりなされて、きちっと修理がなされたことに安心と感謝をなさっておりました。 ハイ!!


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