ミスの上塗り??

先日、ミスをして、お客様に大変ご迷惑をおかけいたしました。  納車前のチェックと確認をしていれば起こらなかったイージーミスでした。 大変、申し訳なく思っております。

納車時は大変喜んでいただき、お帰りになってから数時間後にクレームのお電話をいただきました。
スマートキーの機能がなさないということです。(キーレスの開閉は正常にできるとのことです。)

23年式の真新しいクルマですが、右の”リヤドア”を損傷してしまい、鈑金、塗装の修復するということで見積をして受注し、ご入庫いただきました。 

作業工程は鈑金職人がその損傷個所を鈑金して元の平面に戻し、塗装職人に移す際にはリアドアのアウターハンドル等をあらかじめ外して塗装に移すという慣例の工程でした。  本来、鈑金、塗装職人との間で事前に損傷個所を見た上で申し合せで決める脱着作業です。 これは塗装範囲が隣接パネル(フロントドア)まで及ぶ場合(付加塗装)には、そのフロントドアのアウターハンドル、ドアミラーまでも外すことになるのです。

両職人の間では通常、”脱着”の有無は鈑金職人の判断で行うことが多いようです。 当該車両は損傷状態からして、付加塗装があるとの判断でフロントドアのアウターハンドル、ドアミラーまでも外して塗装に移したということです。

スマートキー仕様はフロントドアのアウターハンドルに配線カプラーが施されています。当然このカプラーも外されます。  塗装作業、そして磨き等が完了後、もう一度鈑金職人のもとに戻り、外されたパーツの取付作業がおこなわれます。  そこでの配線カプラーの接合が行われなかったということです。

通常、アウターハンドルを脱着した場合には、必ずドアのキーレスで開閉の確認を行います。この度も行っておりますが、スマートキー仕様の機能確認はしなかったということです。

このミスの問題は、作業現場の職人の責任ではなくフロントの確認チェックミスだと、お客様から指摘されたことです。 確かにお客様のいうとおりです。 ”作業工程”が云々という言い訳がましいことで逆にお客様の不信、怒りを深めてしまったことは事実でした。

工場から仕上ってきたクルマは、フロントによって再度、その修理個所の仕上りチェック、内外装のチェック等は入念に行っていますが、その他装備の機能チェックは作業現場で行っているものと思いこみがあったのです。 この度のミスでチェックの甘さ、思いこみ等による怠慢さに深く反省をした次第です。 それも、お客様より指摘されて気がつくとは本当に恥ずかしい話です。 ハイ!!


コメントを残す