最近、入庫したクルマで左フロント・リヤドア、ロッカーパネル、クォーターパネルが大きく凹み、この4パネルは交換しなければならない状態でした。幸いにも車両保険(50,000円免責)が付いていたため見積額およそ400,000円以上の費用も、お客様負担は50,000円の免責額で済むことでよかったのですが・・・
ここで、”クォーターパネル”の扱い方のお話です。 この パネルの詳細については何度かお話していますが、このクォーターパネルは外見の破損度合から、できれば交換せずに鈑金作業で修復する方向で考えていたのです。 ところが、以前このクォーターパネルは大きな損傷を負って”鈑金”の修復をしていたのです。
その”鈑金作業”とは、その凹み箇所を”平面”に戻す作業ではなく、パテを盛って平面にした感じなのです。よってその盛ったパテを剥がしてみると、そこは大きく凹んで変形した”面”が現れてきたのです。これを鈑金作業やることは容易ではなく、パネル全体を交換することになったのですが・・・・・
鈑金職人の提案で、交換するロッカーパネルと接合するクォーターパネルの一部だけを交換すことで、大がかりなパネル全体の交換を避けようということになったのです。
敢えてクォーターパネル全て交換を避けて、1部分だけの接合という処置をとったのは、車体の骨格を成しているパネルは極力修復を加えたくない配慮からです。
ここにも、お客様の”愛車”をいたわる気持ちが顕れているのではないでしょうか・・・ハイ
この項参照