№649回  栄光の陰に

連日、冬季オリンピック、日本選手の活躍,奮闘に感激と感動をいただいております。
テレビ中継映像は、勝者と敗者の陽と陰を対比させて映し出しますが、称えられる勝者よりも、悔い悲しむ無念の敗者へ向けて、その健闘を称え、同情と励ましのエールを贈りたい気持ちになるのですが・・・・

今大会では、各競技で様々なアクシデントが起こりました。
ノルディックスキージャンプ 混合団体決勝で高梨沙羅選手らの疑惑の失格問題、 フィギュアスケート男子の羽生結弦選手の4回転半に賭けた挑戦、スピードスケート女子団体パシュートでの高木美帆選手のゴール寸前での2連覇を逸する脱落、そして、フィギュアスケート女子のカミラ ワリエワ選手のドーピング疑惑による容赦ない中傷に遭い、予想を反しての4位の転落などが特に強い印象として残っています。

どの選手、チームも自国の期待を一身に背負って挑んでいたことでしょう。その重圧に応えられなかった事への悔しさと無念の責は想像を絶するものがあります。

以前、オリンピックにおける ”敗者” だけをクローズアップしたドキュメンタリー映画を観たことがあります。
映像がその敗者のオリンピック出場までの苦難の道のりから始まり、無念の涙までのストーリーをリアルに描かれた逸作でした。

僅かな差、不運にも勝者の栄冠(ゴールドメダル)を取り逃したアスリート達にもスポットを当てて心からの称賛と労いの言葉を贈りたいと思うのです。

 

 

 


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