№647回  経年劣化

車検に来店するユーザーには見積段階での問診で愛車の不具合箇所の有無などをお尋ねいたします。
弊店ではその場で立会検査(その場でリフトアップして不具合箇所をチェックすること)は行いません。 工場に入庫後、大きな不具合箇所があり費用が大の場合には整備士から連絡が入ります。

低年式で走行距離も伸びていないクルマ(2年間において5,000㎞も走行していない)でも”車検”を受けなければなりません。
高年齢のユーザーの方々は近所への買い物に使用する程度で走行距離が延びていないケースが多いようです。当然、ユーザーも特に不具合はないのでできるだけ安く上げてほしいと要望なされます。

ここで経年劣化による自然消耗パーツ等を交換を要する場合があります。ドライブシャフトのロットブーツ、その他ベルト、パッキン類などが破損、硬化劣化しているためです。そして、走行距離が延びていなくともエンジンオイル、ブレーキオイル等も交換をお勧め致します。
工場入庫の際には、そのユーザーの意向をできるだけ沿うようにと”受付伝票”にはその旨を伝えますが・・・・

先日、93歳のお客様がお孫さんのご紹介でキズ凹みでの入庫記事をお伝えしましたが、ご高齢者の身体も経年劣化によって腰や足の痛み等が生じてきます。これを例えてクルマの経年劣化のパーツ交換もやむを得ないことを説明すると、「なるほど、そうだね・・・」とご理解を得ることもあります。 ハイ!!

 

 


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