№622回  ヘッドライト

クルマのヘッドライトはハロゲンライトからディスチャージ(HID)ライト、LEDライトへと進化し続けています。 HIDの広角な明るさ(高輝度放電装置)は夜間運転するドライバーには視認性向上に大いに役立っています。

反面、ハロゲンライト装着車がHID対向車との対面時にはこの明るさが眩しく一瞬、視野を失うこともあります。 ハロゲンライトが出す光は電球色(淡い黄色)の優しい光での対向車にはそれほどのを眩しく感じることはなかったのですが、HID装着車からの発光する明るさは時としてその眩しさが視野を失って事故に繋がることもあります。

小生の愛車がハロゲンライトであり高齢による夜間走行時の視認性が劣ってきていることもありますが、HID対向車の異様な明るさには閉口しております。

自動車メーカー純正のHID装置であればそれほどの眩しさを感じませんが、高輝度を競うように色温度(K(ケルビン))高めた社外品がネット販売等で出回っており、この種のHID装置車が対向車に悪影響(グレア現象)を与えているように思えます。

 

自動車メーカー純正装着HIDヘッドランプでは最も運転中の視認性が高いとされる4000-4500K程度に設定(白色光)されることが多いようです。 蛍光灯程度の白色光は路面の白線が見やすく晴天時には視認性が高まります。
一方、色温度10,000Kを超えた極端に青白光を発するHIDライトは雨天時や悪天候時などでは路面の白線などの視認性が悪いとの評価をされています。
車検対応は一般的には6000K(白色)までとされていますが、製品の差や検査官の判断によっては青色とされ合格しないことがあるそうです。

ハロゲンヘッドライト、HIDヘッドライト、さらにLEDヘッドライトとさらなる開発、進化を続けています。将来的には全てのクルマがHID標準装備となりその高輝度の明るさは当たり前になって、ドラーバー自身もその眩しさにも対応できるようになるのでしょうか?・・・・ハイ!!


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