No. 547回    ”愛車へのこだわり

もう30年以上もお付合いいただいているお客様の話です。
現在のクルマは5台目で車種、色 グレード等々ご指名されて、かなりの時間をかけて探したことを記憶しています。
2年前にこれが”最後の車検”にするからと言って、次に乗りたいクルマを何台か挙げていました。

今年は”乗換え”をなさるのかと思いきや、「 いや、もう2年間だけ乗ってみようかと・・・・・・」 この愛車についてのこだわりをいろいろと話されたのです。

走行距離116,000km 12年式、前回車検ではこれが最後の車検ということで必要最小限のパーツ交換で済ませましたが、今回はそうはいかず、まずは ”見積” をとってから”継続車検”を否かということになりました。

弊社工場まで、その車両状態を触れるため自ら運転していきました。  多少、足回りのへたりを感じたもののさすがに手入れ良く乗られている様子にこの愛車に対する思い入れと愛着を感じました。

 

翌日、見積書がFAXで届きました。 前後ショックアブソーバー、フロントディスクブレーキパット交換、そしてエンジンヘッドカバーよりのオイル漏れ等々部品、油脂類だけでも130,000円以上、それに工賃、車検整備代、諸費用を加えると300,000円を超す見積となったのです。

ちなみに、法定費用の重量税は18年経過で37,800円に上がっていて、今年の自動車税も51,000円となっています。 さすがにどう考えてもこの車検時が見切りの時ではないかと思っていました。

されども、・・・・・お客様はそれだけの費用を要するのであれば、2年とは言わずこの先5~6年は乗れるのではないかと、このクルマの愛着を更に強めたようで、費用面に係わらずきちっと整備した状態での車検を”選択”したのです。

 

愛車に対するお客様の想い、こだわりは様々です。 車検から上がってきたクルマを再度試乗してみました。 確かに、年式、走行距離数を意識しなければまだまだ十分に満足いただけるその愛車の走りに良さに小生も同感した次第です。
入念に洗車、クリーニングを終えて1週間ぶりにお客様のもとへ帰ることになった訳です。  ハイ!!

 


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