本当に久しぶりのブログ書き込みになります。
怠け癖がつくと、つい億劫になりズルズルと1カ月ものご無沙汰となりました。
これだけ間が空くと ”ネタ話” も浮かばなくなってきて ”スランプ” に陥ったという感じでしょうか・・・・
来店、見積に訪れるお客様は多種、多様です。 そして50%以上の方々が過去にご入庫いただいた既納客様です。
その中でも シニアメンバー(60歳以上の方々)がほとんどを占めています。
40年以上にも亘り ”クルマ屋さん”で年を重ねてまいりまして、同朋のお客様もシニア揃いになったことは頷けます。
久しぶりの再会で ”熟成しきった容姿” を見つめあってお互いに老いを感じ合うのがなんとも滑稽な情景ではありませんか。
いつものように前置きが長くなりました。( 久しぶりなので・・・)
顧客満足 という言葉を40年以上も念仏のように唱え、これに添えるようこの仕事を連綿と続けてきて、何度も何度もその矛盾、疑問に対峙し思い悩んだこともありました。
すでに、現役引退の老体の身にになっている此の期におよんでも、その信念は衰えていないと思うのですが、最近、お客様とのちょっとしたトラブルが2件ほどありました。
入庫時の確認、対応がなされていなかったことと、納車時の点検、確認が徹底していなかったその2件のトラブルは冷静な対処さえしておれば何の問題にも起こらなかった事です。
言い訳がましく釈明すれば、このようにトラブルとなるお客様のクルマに対しては、どういう訳か、必要以上の顧客満足度を費やしていることです。
(もちろん、当のお客様には感じていない事ですが)
これは単なる自己満足的なことでで、お客様の指摘するクレームとは何の意味あいをもたないことは十分わかっているのです。
無駄なサービスをして、やらなければならない初期対応、また納車時の点検、確認を怠っていたという結論と反省に落ち着くのですが、 最近、この手の ” 空廻りサービス” 多くなって、かつ凡ミスが増えてきている点にちょっと悲観的になっているようです・・・・・・
2~3日前に納車したクルマです。 年式は古いですが、マニアックな5速のスポーツカーで大切に乗っていることがよくわかります。 サイドスポイラーの少しのすり傷がどうしても気になってその修復でご入庫いただきました。
修理は2日程で工場から上がってきて、いつものように、タイヤ磨きから始まり、ルームクリーニングまでの納車作業を丁寧に終えました。 納車予定日より1日早く上がったの旨を伝えて、早々にお客様にはご来店いただきました。
そのお客様が、来店早々、そのクルマを見つめて、「 いや、タイヤまで磨いてくれて、あっ、ホイールまでも綺麗になって・・・・」 と呟き喜んでいただきました。 帰り際、ドア開けて乗り込む際にも、室内のクリーニングに気付いて、にこやかにそのお礼を言葉にしてくれました。
いつもと変わりない納車作業を行っていても、 その ”変化” には気付かず、依頼した ”修復箇所” を確認だけして満足して帰られる方がほとんでですが、・・・・・
なぜか、此のところの心中を察してくれたかのように、そのお客様の”その満足”の言葉は、何か心に被っていた霧が拭き去るような思いがしたのですが・・・・・・ ハイ!!