No. 349回        感覚・・・見解の相違??

大変久しぶりなお客様のご来店です。

以前、ご自分のクルマ、そして、社用車等を何台もご入庫いただきました。 大変クルマ好きで、大切に扱い、いつも、綺麗に乗っていらっしゃるお客様という印象が残っていました。

今回も、軽ワゴンの社用車を昨年新車で購入なされたばかりで、 心無い人に助手席側のハイルーフの側面を凹まされエクボが残っているのです。 相変わらずその社用車も綺麗に磨きあげられており、お客様にとっては大変気になるそのエクボです。

ルーフの ”鈑金/塗装” となりますと ”厄介な作業” となります。 ”ルーフのエクボ” を鈑金修理する作業、ルーフのどの範囲まで塗装を施すかという判断が他のパネルと違うところです。
もう一つの方法として、”デントリペア”という工法があります。 この工法はエクボ程度の凹みであればそのパネルの裏面から特殊な工具で押し出すというものです。( 塗装作業はせずに、復元させる工法です。)

どちらも、ハイルーフの側面にあるエクボということで作業する人にとっては難題な仕事となります。
このような、鈑金塗装、またデントリペアは殆んどが工賃作業となり、実質工賃指数(時間)がその費用の大半を占めます。  当然ながら、作業時間がかなり掛かるとその費用は高額なものになってしまいます。

 

ここで、お話したかったのは、どこの個所のキズ、凹みであってもお客様は、綺麗に、早く、安価で直してもらいたいものです。 ただ、綺麗という言葉の裏には、目立たない程度の綺麗でよいとか・・、それが解からない程度の・・・・そして、完璧に綺麗に仕上げてほしいと3者3様の感覚があるのですが・・・(この解釈が大変難しいところです。)

お客様の ”それぞれの感覚” で見積時にはいつも問答となる訳ですが、・・・・・現場で作業する職人さんたちは皆同様に完璧に仕上げようとする”ある意味”で不器用な面をもった連中なのです。 
そこで、お客様、フロントマン、そして現場の職人さんとの感覚、見解の相違が出てきて ”間” に入って苦戦するのです。  ハイ!!

 

 


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