No. 263   ”気配り”の心 

洗車をするうえで、タイヤを綺麗に洗い磨上げる、ということが一番大切なことだと思っている一人です。

 お客様の愛車を納車する際、必ず、洗車を行います。
修理現場(工場)で作業を完了したクルマは、原則として工場で洗車、クリーニングは行ってきますが、
工場の人たちには”失礼”かもしれませんが、タイヤの洗いが甘いともう一度自ら洗い直します。
このスピリットは長年の ”クルマ屋” 商売で培われたもので変えることはないのです。

 

最近のお客様は”愛車”を大変綺麗にのっていらっしゃいます。 
 先日、ミニバンをお乗りのお客様がスライドドア、クォーターパネル、ロッカーパネルの3パネルにをコスリキズを負っていることで入庫なされました。  全体的には”そのおクルマ” は汚れていましたが、その”キズ”が気になるのでしょう、 「このキズが目立たないように何とか修理してくれませんか?」 と、・・・・・・・

 本格的な鈑金、塗装は必要はないので、『 目立たなくなればよいので、・・・・・』 というお客様が意外と多いのです。 これは一番難しいご要望です。 ご予算の面でそうご希望なさるのはわかりますが、・・・・

いろいろと考えて、その深いキズはタッチペイントにして、そのほかの薄いスリキズは磨きで仕上るという、ご提案をしたのです。  お客様はあくまでも『 目立たなくなればいい… 』 と言いつつ、10分の1程度の費用で上がるということから、その気になって”その線”でお願い致しますということになりました。   「”タッチペイント”と”磨き”ですから、”この費用” で済むのですよ」 という確認を何度もしながら”受注” ということになりました。

翌日には、その作業は終了いたしました。 その深いキズは筆で塗料を挿して、その他の薄いスリキズはある程度、”磨き”で目立たなくなりました。 そして周辺のパネルも同じように磨きで綺麗になりました。
そうなると、その他のパネルの汚れが気になります。結局、クルマ全体を磨き込んでしまいました。

もちろん大変汚れているタイヤ/ホイールも気になります。 そのタイヤを綺麗に磨きあげて作業は終了いたしました。 そのミニバンは入庫時とは見違えるような変身をしたのですが・・・・・( 自分が勝手にそう思い込んでいるのですが )

午後にお客様がお見えになりました。 まず、その3パネルのコスリキズの箇所に一直線にむかっていきました。 その場所の前にしゃがんでしっかっりと見つめていらっしぃました。 少し首をかしげて・・・・・??
結局、クルマの”変身”には気が付かれなかったようです。 恐らく、タッチアップの箇所が今一イメージしていた”仕上り”と違っていたようです。

ここで、やっと、本日の表題である ”気配りの心” がでてきます。大変長いーー 前振りで申し訳ございません。 
クルマを運転する上で一番大切なことは全てに気を配ることだと常々思っております。
運転中はほんの些細のことでも見逃すことなく気を配っていないとアクシデント、そして事故にも繋がります。 愛車を大切に綺麗に乗る そして、気配りの心 が肝心であることを言いたい為にここまで引っ張ってしまいました。  ハイ!!

 

 

 

 

 


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