No. 250 ハンドルの切り返しは8分目に!!?

先日の76歳の淑女の続編となりますが、 車検で上がってきたサービス部からの請求伝票を見るとかなりの額になっていました。

18年式のアルトラパンで走行60,000kmをちょと越えたばかりです。 ふつう場合、7~8万円台で上がるケースですが、13万円に近い請求額になっていたのです。??

車検の基本点検料金にプラスした修理整備とは、 左右のドライブシャフトのアウターブーツが破損していた為、アウターブーツKIT交換、そして、フロント左右のロアジョイントブーツも破損していた為、ジョイントブーツ交換してグリス入れ替えをしています。

この他に、リヤ左のホイールベアリングから異音が出ておりハブベアリンングをオーバーホールしてベアリングの交換などもありました。

この追加作業の説明を76歳に淑女のお客様にしなければなりません。・・・・
 「なんで、こんな金額になってしまうの・・・!!??」 となりますね、 当然です。

「なんで、今まで調子よく乗っていた ”愛車” がこんな修理整備をしなければならないの・・・?」 と思うのは当然です。 その説明を、解かりやすくするのはかなり大変なことですが・・・・

訳のわからない部品名を述べて説明しても理解してもらえません。 まず、お客様にお尋ねしたのは、車庫入れとか、駐車場などでハンドルの左右切り返しを目いっぱい(親の仇みたいに・・・)行っていませんか?・・・ということです。

このブーツ(ゴムの袋みたいなモノ)の破損は女性のお客様に多いのです。
このケースの修理をなさる女性は殆んどの方々はハンドルの左右の切り返しは目いっぱい切っていることを回答してくれます。 このブーツの破損は経年劣化でではなく、ドライバーの”運転操作ミス”で起こるものがほとんどなのです。

この時間をかけての説明でようやく理解していただき、この ”高い車検代” をお支払いただきました。  「 これからは、ハンドルの切り返しは8分目にと・・!!」  何度も大きな声で繰り返し唱えながらお帰りになりました。  ハイ!!

 

 

 


コメントを残す