お客様がお帰りの際には、”お見送り”をいたします。店から交通量の多い幹線道路に出るときに、左右からのクルマの流れを見図って誘導をするのです。これは、Gスタンド、ディラー、等々では恒例の”儀式”みたいなものでいろいろなスタイルでこの”お見送り”を行っていますね (最近は自粛しているところも・・・・)
先日、真新しい外車で”リヤバンバー”をチョト擦った程度ですが、綺麗に直したいということで入庫してまいりました。 2日ほどで修理が完了して、その”納車時”にこのアクシデントが起こりました。
お客様のクルマは幹線道路に面して直角に停車していて、お見送りの誘導する自分の合図を待っています。
幹線道路の手前には歩道があり、それとの境には”縁石”あります。当然,当店の出入口は手前でその縁石はカットされています。 この縁石が時たま悪さをするのです。?
出入口の手前で斜めの傾斜をつけてカットされてはいるものの、左折して出ていくクルマがこの左側にある縁石に”乗り上げる”のです。!?? いつもは、左の後輪のタイヤを乗り上げても、・・・何も無かったかのようにそのまま走り去っていくんですが・・・・・・(かなり、左後方で衝撃を感じているはずですが・・・・?)
このたびのお客様のクルマは外車で車高が低く前方の視野が見にくいこともあって、そして、この縁石の存在を認めているのかと思い、前方に立ってその注意を促したのですが、・・・・どういう訳か、そのサインを勘違いしたのか、そのクルマがちょっと前に動き出したのです。!!!??? まだ道路に出れる状態ではないのに・・・
《この情景を描写するためにかなり長い文章になっていますが、・・・・・》 慌てて、クルマの動きを止めて、幹線道路の左右のクルマの流れを30秒ほど待って、お客様にGOのサインを出したのですが・・・・・・・
左にいっぱいにハンドルをきって幹線道路に出たクルマは案の定、左の後輪でその縁石を捉えたのでした。縁石を乗り上げた時はよかったのですが、その後輪が降りる時にリヤバンバーが引っかり無残にも外れかかってしまったのです。
”クルマ”は道路に出たところで停止して、後続のクルマに停止してもらってバックしてもう一度店の敷地に戻ることになりました。 そのリヤバンバーの光景を見つめながらため息とつくオーナーにちょっとかける言葉を失ってしまいました。
これは、お見送りを誘導した者、私の責任になってきます。 幸いにして、そのリヤバンバーの止めクリップが何本か飛んで外れただけでしたので、翌日、工場に再入庫して元の状態に戻り事なきをえました。
これを教訓にして、お見送りは心して誘導しないと深く反省している次第です。・・・・・・ハイ!!