No. 562回    82歳の淑女ドライバー

長いお付合いをいただいている ”本年82歳” のおしゃれな淑女ドライバーのお話です。

大変なクルマ好きなご婦人で、愛車歴も多彩でパジェロ、ラウンドローバー、そして現在はBMWミニクーパーを自らの運転で軽井沢にある別荘に頻繁にドライブ旅行に出かけています。  常に愛犬を同行するため、電車等は利用できずに愛車に拘っている訳があるそうです。

周囲の心配にもめげずに、いまだ愛車は手放せない大切なパートナーであるゆえ点検管理は徹底していています。 その都度の点検整備は弊社にお任せいただいております。 ちなみに、今までに愛車の損傷キズ、凹み等での入庫はなく優秀ドライバーです。

先日も、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤに履き替えて、”車検”入庫となりました。 常に、高速道路を利用するため入念な点検整備を要望なさるところは、ご高齢であってもドライバーとしての安全意識の高さを感じられます。

ご来店いただくと、近況報告からドライブ中の珍談などいろいろな話題が尽きません。 その中でも多発している高齢者ドライバーの悲惨な事故報道等によって、周囲からの心配する ”声” がより一層ハイトーンになっていくことにプレッシャーと自ら運転することへの迷いも感じているそうです。

 

高齢者の日常生活において、クルマをいかに上手に乗りこなしていくには、日々運転することで自然と身につく 感性(感覚) と運転勘 だと思います。 (日々運転する方と、時たま運転する方との違いがでてきます。)
高齢ドライバーであっても この2点 が衰えていなければ ”クルマの運転” はボケ予防にもなり、安全運転を心がけてするべきだと思っています。
ただし、この衰え を自覚したり、同乗者から不安視されるようになったならば、潔くクルマの運転は諦める勇気と決断が必要です。

 

このお客様は、車検を完了し、綺麗に磨き上げられたその ”愛車” を見つめながら、「 これで安心してまた軽井沢に行けますね 」 と嬉しそうに語ったのです。   ハイ!!

 


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