No. 516回   改めて”ハイブリッドカー”は優れもの・・・

「 ハイブリッド車はオイルが汚れないだよ・・・・ 」 と、あるお客様から言われて、確かにエンジン(ガソリン)とモーター(電気)を併用して走行する構造上、エンジンが可動している時のみ、循環して潤滑、清浄等の作用を発揮するハイブリットシステムからすれば頷けます。

ハイブリッドカーといっても燃費性能を重視するタイプ、さらなるパワーアップの為の付加装置として搭載しているタイプ、さらには中低速をメインにエンジンをアシストする市街地走行タイプ、中高速で力強くアシストするスポーツハイブリッドカー等々で “モーター” がアシスト(介在)する仕方も多種多様なんです。
ハイブリッドカーのエンジンオイルもそのスペックによって様々なオイル粘度を選んで使用することをメーカーは奨めているようです。 

 

それと、もう一つハイブリッドカー( または電気自動車)には ” 回生ブレーキシステム” という優れた機能があるのです。
これも同じお客様から、 「 ハイブリッドはブレーキパットも減らないんだよ・・・・ 」 と、言われてこの回生ブレーキのことだと思ったのです。

まさにハイブリッド 「 異なった要素を混ぜ合わせたもの・組合わせたもの 」 ですね
油圧による制動力(摩擦熱) とモーターによる制動力( エンルギー回収 )をうまく組み合わせて、モーターの特性をを生かして電気エネルギーを作りだす再利用システムなんです。  ちょっと、よくわかりませんが・・・・・・

回生ブレーキは、ダイナモの要領で 回転エネルギー電力エネルギーに変換して減速を実現するのです。  さらに減速と同時に発電も行い、この電気を車両走行に活用する仕組みなのです。(低燃費作用)

自転車のダイナモ式ライトの場合、スイッチをONにするとペダルが重くなって、下り坂もスピードが落ち易くなります。  これと同じことが回生ブレーキを使用中の自転車に起きており、この発電による抵抗で速度を減速させます。

自動車の回生ブレーキは、アクセルペダルを離した時やフットブレーキ軽く踏んだ時に作動するようになっているので、普通に運転しているだけでは気付かない方もいるかもしれません。しかし、裏では回生ブレーキフットブレーキが巧みに切り替わっているのです。

通常のフットブレーキは、、タイヤと共に回転するディスクやドラムにパッドを押し当てることで摩擦熱を発生させます。 これによって 回転エネルギー熱エネルギーに変換させた後、減速を実現しています。

通常の自動車のブレーキは、回転エネルギーで減速を実現した熱エネルギーはその後大気に放出されます。  この捨てていた熱エネルギーを、電気エネルギーとして使用できるため燃費が良くなるのです。
回生とは生き返ることを意味しますので、正に 「エネルギー再生装置」 と言って良いでしょう。

 

何だかよくわからないかもしれませんが、 要約すると ”ハイブリッド” したことで通常のフットブレーキに回生ブレーキシステムが機能して、ブレーキパットの消耗、燃費の向上に繋がったということではないでしょうか・・・・・
ちなみに、小生はマイカーとして乗用したことはありませんが、当店に入庫するクルマの20%以上がハイブリッドカーであることは時代の推移を感じさせるところです。   ハイ!!

 


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