No. 508回   ”ベルト” は意識する点検事項

(前回 7月 9日から)、約1カ月以上もサボっていますので、このブログを読んで下さる方から具合でも悪いんじゃないかとご心配いただきましたが、”熱中症”にもならず至って元気でやっております。 ハイ
この間、” ブログネタ ” はたくさんありましたが、いったん間が空くとズルズルとここまできてしまいました。   この猛暑の夏は忙しかったことはその理由の一つかもしれませんが・・・・・

 

エンジンについているベルト類には、エンジンの内部に組み込まれているタイミングベルトを除くと、ファンベルトやオルタネーターベルト、エアコンベルト、パワーステアリングベルトなどがあります。ただし、エンジンの種類によっては、1本のベルトでエアコンやパワステなどをすべて駆動しているものもあれば、2~3本のベルトが、それぞれ必要な補機類を回転させているものもあります。

こうしたベルト類は、もし切れてしまうと、それぞれ駆動している機構が作動しなくなります。たとえば冷却用のウォーターポンプを駆動しているベルトが切れるとエンジンはオーバーヒートしてしまいます。また、発電用のベルトが切れると充電できなくなり、バッテリーが上がってしまいます。

そのなかでも、もっとも運転に直結するものがパワーステアリングベルトです。切れることは非常にまれですし、万が一切れた場合でもステアリングの操作は可能です。しかし、実際に切れた瞬間は、突然驚くほどハンドルが重くなりますので、危険度はかなり高いといえるのです。従って、定期点検時にはきちんとゆるみをチェックし、状態に応じて適宜交換することが必要です。

 

先日、夏休み前の猛暑の日に一本の電話が入りました。
ご婦人からで、「静岡県の下田から大和に向かう高速道路走行中に突然破裂したような音がして、その後、急にハンドルが重くなって、そしてエアコンも効かなくなったのです。 驚きと恐怖で訳もわからず何とかインターを降りて大和市内のホテルまで辿りついた」 ということです。

電話でのお話で、おそらくベルト関係が切れたのではないかと診断して、とりあえず、車検証をメールで送ってもらい夏休み前だったので部品が調達できるかを確認したのです。 幸い部品は間に合うということで現車を翌日に入庫してもらうこととなりました。

翌日にはどうしても下田へ帰りたいと言うことで、部品と整備スタッフを急遽、大和店で待機させての特別な措置をとってそのファンベルト、パワーステ、エアコンベルト一体型の”ベルト”交換となったわけです。

16年式で走行距離数も90,000kmを超えているクルマですが、やはり、このような事態になりうる可能性が高いので、定期点検、オイル交換等はを怠らずに受けることが大切であることをお勧めしたのですが・・・
ハイ!!

 

 


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