No. 496回     資源ごみへの再認識・・・

中国の習近平政権は昨年7月、一部の廃棄物の輸入停止を世界貿易機関(WTO)に通告した。
8月に輸入の禁止や制限をする廃棄物の目録を公表した。雑品スクラップに該当するものも、異物混入率を基準に輸入を厳しく制限することが明らかになった。 

産業用機械や家電、電子機器などが雑多に混じる「雑品スクラップ」。  昨年まで、中国に年間約150万~200万t輸出されていた。 未解体の機器を含むスクラップには鉄や銅などの金属、製品の筐体やケーブルの被覆に使うプラスチック、鉛やカドミウムなどの有害物質が混在する。

 今年、中国の事業者に許可する雑品スクラップ輸入量は約100万tに絞られるという。輸入制限は昨年12月末から。前後して輸出が激減した。  残る約100万tのスクラップは国内循環させなくてはならない。
リサイクル工場のシュレッダーで粉砕し、鉄などの有用な資源を回収する。その後に残るのがプラスチックやゴムが主体のシュレッダーダストだ。 ざっと見積もって排出量は年間約30万を国内の設備で処理しなければならない。

中国に頼れない今、日本に必要なのはリサイクルの品質を高めることだ。それには回収した廃棄物の分別品質を保ちながら、品質とコストのリサイクル素材を実現しなくてはならない。

 


このような報道が最近よく耳にする。 週に一回、地域の集積所にプラスチック等の資源ごみを出しに行くたびに感じるその大量な資源ごみの ”行き先” まで考えていなかった。  この無関心さに改めて再認識せざるを得ない状況になっている。

関連する報道ニュースで中国の貧困な生活者が山積みされたゴミの選別作業やペットボトルのラベル剥しに家族ぐるみで働いている画像が流れていた。 この中国の措置が世界各国、そして末端の人々までが大きく影響を受けることは必至である。

ごみの分別一つにとっても、その放出する側はなんの意識をもたずに捨てている人々が多いのではないか・・・・、今後、、国内での処理能力が飽和状態になっていく時点でそれなりの対策が講じられる前に、一般消費者がもう一度、資源ごみに対する真剣に取り組みと再認識が必要となってくると思うのですが・・・・・  ハイ!!

 


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