No. 481回      気配りが足らないと・・・・

ステップワゴンの左スライドドア、右リヤバンバー、右クォータパネルの損傷修復を受注して、鈑金塗装でこの3パネルは完璧に仕上ったのですが、
この3パネルの修復作業の他に、バックドアのナンバープレート上に付いている ”バックカメラ” 先端のレンズが破損しているので、これも交換するという追加作業もを請けたのです。

バックカメラは先端だけの破損でしたが、バックカメラアッセンブリー交換となるため部品だけでも48,400円プラス工賃という高額の見積額で、お客様もチョット躊躇したのですが、・・・・・・

 

すべてが完了して工場から上がってきた当該車を店頭敷地内でバック(R)で移動させた際、バックカメラのモニターに映し出された画面にちょっと違和感があったのです?・・・・
 モニター画面に映る下側の3分の1がナンバープレートで占められているのです。

元のモニター画面の状態は確認出来ないので、納車時にこの画面を見てもらったところ、以前はこんなにナンバープレートが大きく映っていなかったということになったのです。

入庫時に、バックカメラの破損は確認はしていたのですが、その破損時の”状況”を尋ねてはいなかったのです。  破損した時の衝撃が加わっていたハズで、その衝撃でカメラの裏面パネルに凹みが生じていたハズです。  この微妙な凹みを修正せずに新しいバックカメラを付けた ”そのレンズの角度” がこの画面の違和感を生じさせたと思うのです。

 

”2つの気配りのミスがあったことになります。
1つは、受付時に、この衝撃の度合を尋ねて、カメラの裏側の面の凹の有無を確認するよう現場に伝えなかったことです。  2つ目は現場の職人さんが取付時に、この凹み(確認出来る)を察知してそのパネルの面を修復してからカメラの取付を行わなかったことです。

この2つの気配りを怠ったことで、左スライドドア、右リヤバンバー、右クォータパネル3パネルの完璧な仕上りも、お客様は満足をすることなく、”カメラ”の印象だけが不満として残ってしまったのです。

どれだけ入念にその”損傷箇所”を見積、受注、そして現場の巧みな技術を駆使しても、 ちょっとした気配りのミスで折角の仕上りに水を差すことになることを思い知ったのです。   ハイ!!

 

 

 

 

 

 

 

 


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