No. 478回     目立たない程度で・・・・・

ちょっとしたスリキズ、エクボ程度の凹み、・・・・・お客様は「 目立たない程度に直ればいいですから・・・ 」 と言われる方が多いようです。
これが、一番厄介な修復依頼なのです。  そのお客様の言う 「 目立たない程度 」 のイメージとはかなり曖昧なものだからです。

”費用面”と”時間的” には一番適切な方法だとおもわれますが、具体的には、”タッチペイント” か、 ”磨き作業” という応急的方法しかありません。
これでお客様の満足がいただければベストなんですが、もちろん、お客様のイメージしている、「目立たない程度」 という”仕上り”とは違います。 
しっかりと目立っています。

プロの職人さんであれば、そのくらいのことが出来るのではないかと思われがちですが・・・・
プロ意識の高い職人さんほど中途半端な仕事はしないようで、その仕上り の完璧度にこだわっているところがあります。 お客様の曖昧な 「目立たない程度」の仕上りには ”その相違” が生じてクレームを恐れるからです。

費用面、時間的でもちろん ”タッチペイント、磨き” と ”完璧な仕上げ” では大きな差がでてきます。
その認識が無い方々が多いようです。
結論的にはこの ”中間” がないということです。  どちらかを選んでもらうということになると大変迷うところとなります。

フロント(受付人)側からすれば、お客様サイドにたって、現場の職人さんがもっと臨機応変にお客様の意向に沿うような”仕上げ方も できる・・・??  本物の プロ意識 をもってもらいたいと、常々おもっているいるのですが・・・・・  ハイ!!

 

 


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