愛車を損傷させて修復(交換)の為に入庫するクルマの70%以上が ”バンバー”修復です。
フロント、リヤバンバーで左右のコーナーの擦りキズから、 大きく破損、凹みなど様々です。
バンバーの材質はポリウレタン(PU)、ポリプロピレン(PP)が主なものです。 両方とも柔軟性と復元力に優れています。
PUバンバーは主に小型、普通車クラスに、PPバンバーはコンパクトカー、軽自動車に使用されています。
バンバーは歩行者保護の為にある程度の弾力性があり、また強い衝撃を緩衝させるためにインナーバンバー(リーンホースメント)や、エネルギー アブソーバー(発砲スチロール)などが嵌められています。
バンバーは衝突の際、柔軟性があるため、その”衝撃” で大きく凹んだとしても、時間が経つにつれてある程度復元される場合があります。
入庫なされたお客様には、復元力によってその箇所の”損傷度”を軽度なものと勘違いなされるケースが多いのです。
交換、もしくは修復するバンバーを外してみると、インナーバンバー、エネルギーアブソーバーまでも破損している場合もあり、最悪の場合は本体パネル、(フロント、エンドパネル)までに及んでいることがあります。
単なるバンバーの交換、修理であっても様々なケースが考えられます。 インナーは見えない個所だからバンバーフェイスだけが元通りに修復されれば良いとする方や、保険対応でインナー部分全てを完璧に修復する方もいらっしゃいます。
見積の際に、意外とこの”説明”でことの重大さと費用面で戸惑いを見せる方が多いのです。
バンバーの材質、特性(長所)、短所などをよく知っておくことが必要です。 どちらにしてもぶつけないことがベストですので十分に慎重な運転が肝心です。 ハイ!!