№664回    料理をする人

この話を語らせると、経緯からしてかなりの長くなりますが・・・・

長女が3人目の子供(女子)をめざして誕生したのは、ナント!!  双子の姉妹でダブルの幸運に恵まれたのです。 一気に6人家族となり上は小学2年生、幼稚園の男子に双子の姉妹が加わって家の中はてんてこ舞いになりました。

そんな長女の子育て奮闘を見つめながら、何とか手助けしたいという親心から、妻がしばらくの間家事手伝いで通うことになりました。そして、小生は火曜日の定休日には出張料理人として夕食を作りに出向いて行くことになったのです。 たまには、長男の家族(3人)もご相伴にあずかるということで11人分の料理を作ることもありました。

当日は、午前中から食材の買い出しに行って何とか美味い夕食を食わせようと張り切っていました。そんな ”じじ” の奮闘ぶりを見て、おそらく、娘と妻は孫たちに「じいじいの料理は美味しいよ!!」と言わせるように仕向けていたのでは・・・・

孫たちからの ”好評” に気をよくして、約10年間に亘り殆ど毎週火曜日には ”出張料理人” は続けてきました。

ここ2年程、コロナ禍の影響もあり、また、男子孫たちも大学生、高校生と成長して夕食時に家族全員が揃うことがなくなり出張料理人の出動もめっきりと減りました。もちろん、10年も歳をとれば、体力、気力も低下して以前のような意欲が沸いてこなくなってきたのも実情です。

この間に、料理人としての腕はかなり上達したようで、自宅でいろいろな料理のレシピを取り入れてレパートリーも増えてきました。
現在はラインで「何かをつくったよー」伝えると、”我が家”に娘、息子が孫たちを伴ってが訪れてその料理を食べたり、持ち帰ったりしています。

人に食べてもらって美味しいと喜んでいただけることは快感であり有難いことです。
本当にその料理を美味しく味わったのか・・・?、なかば押しつけがましく迷惑しているのではないか?と、感じる時もありますが、今後とも、趣味と実益を兼ねて美味しい料理への挑戦を続けようと思っております。

 


コメントを残す