№659回   一瞬にして惨劇を招く  

平成31年4月19日の午後0時20分すぎ、都心の池袋で起きた「池袋暴走母子死亡事故」他に9人の重軽傷者をもだした大惨事は、まだ記憶に新しく残っています。
90歳の被告ドライバーは禁固5年の実刑判決をうけて収監中です。
この一瞬の過失事故でその被告人、そして被害者、その家族の平穏な生活を崩壊させてしまう悲劇となったのです。

私たち、日常、ハンドルを握り、アクセルを吹かし、ブレーキを踏む動作を何気なく行っていますが、その一瞬の”状況無視”が取り返しのつかない惨事を招く危険な要因となりうるのです。 
状況無視=信号無視、速度制限無視、左右前後確認無視、予測運転無視・・・)

ドライバー(小生ももちろん)であれば、日常の”運転”でこのような”状況無視”はだれでも経験していることです。それが ”事故” に幸いにも繋がらなかったことと思わなければなりません。

 

この池袋の事故は起こるべきして起きた事故ではないかと推察するのです。
まずは、超高齢者ドライバーであること、レストランの予約時間に間に合うようにとスピードオーバーもしていたこと、予測運転を怠り集中力を欠いていたこと。(その一瞬に魔が差すということ) この3つの要因がかみ合って、このような惨事が起きてしまった訳です。 もちろん、そこに、運、不運が存在しています。

超高齢者であっても、時間にゆとりをもって、冷静に予測運転を心がけ集中力を保っていればれこのような惨事は避けられたハズです。

 

運転中に横暴かつ無謀運転をしているドライバーに遭うことが多々あります。
その一瞬の状況無視不幸なタイミングが重なれば大事故に繋がる可能性大です。
全てのドライバーたちは、その無謀な運転によってもたらされる想定外の事態と不幸な惨劇を予測する意識と責任をもってハンドルを握るべきではないでしょうか。

 


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