№655回  サービスの価値

一日のご来店数は3~5人程度の鈑金/塗装のお客様で占められています。その貴重なお客様をいかに ”受注” に導くかを日々研鑽努力しているのですが・・・・

””見積”しても受注できない日々が続くことがありますが、そんな時、弊店をなぜ選んでくれないんだろと詮索するのです。
見積額なのか、作業日数の問題なのか、担当者(小生)の対応にあるのか、店構え、此処に工場設備等が無いからなのか、・・・そう考えるとその要因はいくらでもあるように思えるのです。

 

見積額については、お客様の表情、言葉から読み取ることができます。思っていたより高額であったとしても、それなりの説明で納得なされて受注となりますが、「予想外に安いですね・・?」と言葉にする方々の方が意外と受注率は低いのです。  見積額での差ではないと思っております。

作業日数においては、以前のカーコンビニ倶楽部の極力安く、そして早急に(45分仕上げ)というイメージでの来店なされ方々には、期待に応えられないことも度々あります。 修復内容のクォリティー、信頼性を重んじれば、格安、早急仕上げとは矛盾してしまいます。
そこは、フロントマン(受付担当者)の腕の見せ所です。出来るだけお客様側に意向に沿えば、現場スタッフからのクレームも生まれます。フロントと現場スタッフとはすべての面で葛藤しています。

年老いた頼りのないおじいちゃんがフロントマンということもハンディだと思っています。
全ての所作に不安を感じ信頼を損ねているかもしれません。これを、誠意と永年のキャリアでカバーできればと鋭意努力致しております。

 

弊店はサテライト店ということで見積、受付受注して、作業は一貫して集中工場で行っています。修理完了後の仕上げ、洗車等を行い納車することが小生(フロントマン)にとって大切な仕事だと思っております。それを独自の ”サービス” として継続してきました。 それは単なる自己満足であるかもしれませんが・・・・

この ”サービス” を分かって頂けるお客様は僅かではありますが、それなりの”反応”を感じ、そのお客様がリピーターとして長いお付き合いをさせていただいております。
お預かりした”愛車”を納車する際、少しでもその”変化”を気づかれて感謝の一言をいただけることがあります。 
このサービスの価値をわかってもらえるお客様がいることが唯一の励みになっております。  ハイ!!

 

 


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