No. 412回     黒色のポリマーコーティング 

 もう、3月になってしまいましたが・・・、 大変寒く感じた1 、2月が過ぎてやっと暖かい日差しが心地よく
 春らしさを感じる日々になりました。

2週間以上もサボるとこのまま1か月、2カ月と行きそうなので、ここでひとまず書き込みを・・・・
書き込みが滞るということは、忙しいか、・・・ 単なる怠けていたかのどちらかで、今回は前者の方です。

 

先月末より、ブログに書き込むネタはいろいろありましたが、 先日、施工した黒色のヴェルファイヤのポリマーコーティングのお話をします。

毎回、黒色のポリマーコーティング作業は神経を使います。 23年式で今回はじめてコーティングを施すということで、下地処理作業が重要なポイントとなります。
まず、シャンプー洗車後に粘土を塗布してある”特殊シート”を使って、鉄粉除去の洗車作業を行いました。
ヴェルファイヤは背丈のあるワンボックス車なのでルーフの鉄粉除去作業はかなり大変です。

洗車後、エアブローをして乾燥させた状態で、塗膜の研磨に入ります。 
ルーフとボンネットは目消し、ウォータスポット、肌調整等で切削性がすぐれたコンパンドでポリッシャーします。( この時、先程の鉄粉除去によってポリッシャーがスムーズに可動できます。)
側面のパネルは極細目のコンパンドでポリッシャーして肌調整していきます。 この間に薄いスリキズ等も除去できる場合もあります。

全パネルの肌調整を行った後に、アクリル系、界面活性剤を含む最終仕上げコンパンドで ”鏡面仕上り” になるように磨き上げます。 ここまでが、”下地処理作業”となります。 黒色の場合この工程で多くの時間を費やす場合があります。

塗膜面に残るコンパンド等の油分を除去するためにもう一度洗車を行い、いよいよベースコート剤の塗布作業に入ります。  各パネルごとに入念に塗布していき、数分後に完璧に拭き取りを行わないと乾燥してしまいコート剤が拭きとれなくなり難儀します。 この作業に入ったら、他の仕事はできず、夜間のお客様が少ない時間帯に行うようにしています。

このベースコート剤の塗布をしてから約1時間~2時間後に、クイックコート剤を塗布して完了です。
1次、2次コートと2度にわたってコート剤の塗布する際に、施行面の温度、乾燥時間等は調整して、その拭きとり作業には、 特に黒色には細心の注意をしないと、後で ”拭き残し”ができてその処置に追われることがあります。

 

こうして、2日間で行程が終了しますが、黒色に関しては毎回、満足度100%とはいかず、その難しさを感じておりましたが、・・・・・・
今回は、かなり完璧な仕上りをしたと自己満足しいる次第です。 気合いを入れ過ぎて、かなり疲労困憊いたしました。   もちろん、お客様には大変喜んでいただきましたが・・・・・・ハイ!!

 

 

 

 

 

 


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