最近、新型車に搭載されている ”特殊な電子機器” にはその搭載パネルを損傷しての修復時、特別な”調整作業” が必要となる場合があります。
衝突軽減 回避システム (プリクラッシュ セーフティシステム)
”赤外線レーザーセンサー” が15~40m先の障害物を比較的広い範囲で検知します。
”ミリ波レーダーセンサー” は100~150m先の障害物を狭い範囲で検知します。
新型プリウス(ZVW50系) には ”ミリメーターウエーブレーダーセンサー” が
フロントバンバーに装着されているので、 修復修理を行った場合、バンバー脱着時にその調整が必要となります。 自動調整でも調整しきれない為、光軸の再調整が必要ととなる為です。 調整には専用診断器を使用しなければなりません。
中古バンバーの交換などはできません。 新品組立時に仕向け情報を記憶したドライビングサポートコンピュータの内部記憶情報が不一致になるためです。
新駐車支援機能 ( シンプル・インテリジェント・パーキング・アシスト ) S-IPA
新型プリウス(ZVW50系) には 新駐車支援機能 (カメラを使わずに、超音波センサーだけの機能)
センサーが ”12個” も搭載されています。
修復修理を行った場合、そのパネルに搭載されているセンサー情報は”クリアランス”(再調整) しなければなりません。
新たに ”センサー角度測定” を行なわないと、パーキングアシストが効かなくなるおそれがあります。
このように、新たに ”特殊電子機器” を搭載した新車各車の 修理、交換等での入庫時 ”見積” には
多くの付加作業を追加計算されます。
ドライバーと愛車保護のための安全機器ですが、・・・・・・・その搭載されているパネルを損傷させると、
思わぬ費用負担がかかる事を十分にご承知ください。 ハイ!!